平成27年度 電機学校同窓会 見学研修会報告

電機同窓会エクスポセンター
 
  電機同窓会ハム
 
電機同窓会山水亭

一般社団法人東京電機大学校友会 電機学校同窓会見学記 
                                                  
今年の見学会は、平成27年9月26日朝7時50分、初めて東京千住キャンパスからスタート。今年の電機学校同窓会の見学会は、筑波学園都市。天候も良い。校友会事務局がわざわざお見送りして下さり参加者は上機嫌で出発。開かずの踏み切りも何とか通過し、首都高千住ランプへ、いつもと違って土曜日のせいかすいすい走る。

 筑波学園都市への入口、常磐高速桜土浦ICを下りて、予定のつくばエクスポセンターは近いのだが、どうも違う会場にバスは入る。ここは前に来た宇宙センターだが?おかしいなと思っていたら、予約していませんと断られる。エーッ皆さん驚く。確か見学先は、つくばエクスポセンターの予定ではなかったかな?誰かが、近いけどここではない、と思うの言葉で、宇宙センターをUターンして、つくばエクスプレス駅近くのエクスポセンターへ。やっと見つけて、会場の駐車場へ。ところが、入館予定時間ぎりぎり、エクスポセンターのご担当の方が、本来は来場者駐車場へ回ってもらう予定なのだが時間が無いので、職員用の特別入口から入館し、そそくさと、プラネタリウムへ。もうスタート寸前。やっと間に合った。秋の星座を、ちび丸子ちゃんの案内で、見る。真っ暗になったせいか、いびきが聞こえる。誰だろう?50分もたっぷり見せてもらったが、さすが国立だけあって、素晴らしい作品になっていたので、見入ってしまった。

 次は、自由に体験コーナーをご覧下さい、との事。でも、記念撮影を致しますので、出発5分前には、会場広場へお願いしますと言われ、体験を始める。またこれが凄い。プラズマボール、手を添えると自分に雷が発生して向かってくる。一瞬たじろぐが面白い。ジャイロ運動の体験では、凄いパワーに自分の体が回りだす。展示だけでも凄い内容だ。更に体験は続く。宇宙創造から地球誕生、その後の人類誕生、人類の進歩と飽きない内容になっている。その後も、トムソンリングで、アルミのリングが充電されると、あっという間に飛び上がる。電気の凄さがよくわかる。音のスピード体験では、一秒間に340mの速さを体験。そして、極めつけは、バランス感覚のテスト。人間60年もやっていると、若いときのような俊敏さが失われ、反応が鈍くなるが、まだ自分では若いと思っている。それが体験できるのだ。1分間で30回以上バランスを保てると、天才となる。それなら試そうと、やってみるが、どうしても29回で終了のサイン。もう一度と挑戦しても結果は同じ。センターの職員さんも貴方は凄い体力バランス感覚ですねと驚いてくれるが、トップではない。やはり、衰えは出てくるのだな、と悔しがっていると、役員さんに、もう時間でバスが出ますよ。なにやっているのですか?と、お叱りを受ける。お恥ずかしい限りである。でも、エクスポセンターなんてあほらしいと考えていた私にとって、凄い展示施設である。ここは飽きることが無い。また来ても挑戦を受けてくれるだろうなと、反省しきりの展示施設であった。

 さあ次は、筑波大学。子供の受験で数回は来たけど、あまりに大きな敷地なので、入口がよく判らない。でか過ぎるのである。やっと、大学会館前を見つけて、そこから入場。でも、誰もいない。インターホンが置いてあるが、繋がらない。回路をたどると、電源が入っていない。コンセントを探して、連絡するとやっと応答があり、筑波大学のギャラリーに案内して下さった。そこには、ノーベル賞を受賞した朝永振一郎博士、白川英樹博士、江崎玲於奈博士の展示があり、さらに、オリンピックのメダリストたちのスポーツ展示もあり、時間が過ぎるのが早いと感じがした。筑波大学が文武両道に長けているとは、学問の上では、旧東京教育大学として開学し、筑波に移転してから筑波大学と改名しているので、知ってはいたがスポーツ分野にまで秀でていたとは、知らなかった。良い勉強をさせてもらった。少し自分もブラッシュアップしなければと思いつつ筑波大学ギャラリーを後にした。

 昼食会場は、近接のつくば山水亭。待ちに待った食事会だ、この時期マツタケかなと思ったが、やはり会費では無理か?でも、湯葉豆腐会席料理。到着したのが、仁王様のお顔だけの像が並んで立っている、つくば山水亭。お庭も素晴らしい。食事を食べ終わると、庭苑を散策。金ぴかの七福神も凄い。お酒も出て、結構飲む量も多く、満足。参加者の笑顔がそれをあらわしていた。まだ見学先が残っているとの事。次の見学先は「つくばハム」、道路を作っている最中のような、場所を何度か通過して、到着。試食で、ハムなどを食べたら、土産に買いたくなり、つい買ってしまった。今回の見学会は天候も良く、学問する上では最高のところだったかな?学園も次の100年に向けて始動を始めている事だし、未来を垣間見た感じであった。まさに母校の丹羽保次郎先生の原点である、「技術は人なり」「実学主義」を見せて頂いた感じであった。次回はどんな見学会になるのか、もう来年の事へと思いを馳せてバスの人となった。

                                                 安藤志朗 記